輸入品以外の塩かずのこ、塩たらこ、すじこ、いくら等の魚卵を塩蔵したものについて、原材料及び添加物に占める重量の割合が最も高い生鮮食品で、かつ、当該割合が50%以上のものの原産地を原材料名に表示します。原料魚卵が、国産品の場合は国産である旨を、輸入品の場合は原産国名(水域名を併記して表示することができる。)を表示します。
ただし、国産品は国産である旨に代えて漁獲した水域の名称、水揚げした港名、水揚げした港若しくは主たる養殖場が属する都道府県名その他一般に知られている地名を表示することができます。
また、一定割り合い以上の辛子めんたいこを含有するくらげ、かずのこ、いか、あわび、椎茸その他の農水産物を辛子めんたいこであえた「辛子めんたいこあえもの」については、農水産物を辛子めんたいこであえた国を原産国とします。
※「塩蔵品」を原料として仕入れ、調味して製造した「辛子めんたいこ」は、生又は解凍した魚介類及び海藻類(生鮮食品)を単に調味したもの(原料原産地表示に関する個別ルールのある22の加工食品)に該当せず、原料原産地表示については、対象原材料となる魚卵の原産地を【国別重量順表示】に表示することが原則となります。
塩たらこの場合、カナダ産、ロシア産の原料のみを使用した商品については、直近1年間の原料使用実態を把握し、多い方から順に表示することが可能です。※下部例参照。ただし、国産の原料を使用した場合は、国産原料が輸入原料に比較して高値で取引されていることから、「国産」 の表示が消費者に優良誤認を与えるおそれがあるとして、(国産又はロシア産)のような表示はできません。
例)2018年の原料取扱い割合が、ロシア6割、カナダ割の場合
原材料名:スケトウダラの卵巣(ロシア又はカナダ)、食塩
注)スケトウダラの原料原産地は、当社における2018年の取扱い実績の多い順に表示しています。