「人工」「合成」が削減された食品添加物表示の改正について

こんにちは、丸信の「食品表示プロジェクトの池田です!

令和2年に入り食品表示基準の一部改正がいくつか行われましたので、今回は、これについておさらいしたいと思います。

3月27日の一部改正では「指定成分等含有食品」「生水牛乳」「農産物漬物の内容量表示」「精米等の年月日」について、7月16日の一部改正では「食品添加物に係る表示」「原料ふぐの種類に係る表示」「特色のある原材料に係る表示」について、改正がなされました。

この中でも特に注目すべき点は、身近な表示で見られる食品添加物です。

改正のポイントは、食品添加物の表示における「人工」「合成」を削除する点。「人工」「合成」という表現は、あたかも安全性に問題があるかのような誤認が起こる可能性があるためです。

具体的に削除されるのは、甘味料については合成及び人工甘味料の表記、着色料については合成着色料の表記、保存料については合成保存料の表記、香料については合成香料の表記となりました。

詳しくは、消費者庁の食品表示基準の改正概要をご確認ください。

これまでの食品表示基準の改正概要について(PDFが開きます)

※経過措置期間は2022年3月31日までですので、現行表示にある場合は、今一度お手元の製品を確認して頂いた上で、必要な場合は修正をお願いします。




《令和2年3月27日の一部改正概要》


1.指定成分等含有食品
「指定成分等含有食品」について、「指定成分等含有食品である旨」や「特別の注意を必要とする成分又は物である旨」等の表示規定が追加されました。

2.生水牛乳
食品表示基準における「乳」の範囲に「生水牛乳」が追加されました。

3.農産物漬物の内容量表示
商品の実態を反映した見直しが行われたことを踏まえ、農産物漬物について、計量法の計量方法に基づき内容量を表示するよう改正されました。

4.精米等の年月日
古い「精米年月日」表示の商品が売れ残ること等により生じる食品ロスの問題や物流上の問題に対応するため、「精米年月日」表示を「年月日」だけでなく、「年月旬」でも表示できるようになりました。



《令和2年7月16日の一部改正概要》


1.食品添加物に係る表示
第3条第1項「添加物」の項、別表第6、別表第7から、「人工」及び「合成」の用語が削除されました。

2.原料ふぐの種類に係る表示
ふぐの種類の標準和名リストから「しろあみふぐ」が削除されました。「しろあみふぐ」は「もようふぐ」に統一されました。

3.特色のある原材料などに係る表示
有機畜産物等が指定農林物資に追加され、表示規制の対象となったことから、第7条の特色のある原材料等に関する規定の整理が行われました。